ちょろメモ.net

ガジェットや同人サークルについての備忘録

au発表会2017 springについての雑記。

※この記事は当日夜に書き始めましたが結局その日のうちに作成し終わりませんでした。それにより、一部日数にズレが生じている可能性があります。ご了承ください。

 

明けましておめでとうございます。ブログ活動に関しては4月より活発に行なっていこうと思います。それまではこの更新ペースと思われますがよろしくお願いします。

 

さて今日1月11日、auの発表会が行われました。今回は学割を中心に私が思ったことをまとめてみたいと思います。

 

  1. 端末について
  2. 去年の学割の復習と現在の姿
  3. 今年の学割は子供目線での実質改悪による「地獄割」
  4. まとめと来年度に望むこと

 

 

  1. 端末について

今回はスマートフォン3機種、フィーチャーフォン1機種、WiMAX2+ルーターが2機種、NASが1機種の計7機種となってます。

  • TORQUE X01(京セラ)
  • rafre KYV40(京セラ)
  • miraie f (京セラ)
  • AQUOS SERIE mini SHV38(シャープ)
  • Speed Wi-Fi NEXT W04(Huawei)
  • Speed Wi-Fi HOME (Huawei)
  • Qua station

なおWiMAX2+ルータに関してはここでは割愛させていただきます。

  • TORQUE X01

京セラ製タフネススマートフォン[TORQUE]シリーズを冠した初めてのフィーチャーフォン。正確にはAndroidを搭載したものだが・・・

基本的な仕様に関しては同社により製造され、同じくauで発売しているGRATINA 4Gと同じ仕様になっている。この製品の肝である耐久性はスマートフォンtorqueに準じたものとなっている。但し、耐海水仕様には非対応となっている。

  • rafre KYV40

一昨年冬に発表されたハンドソープで洗えるスマホDIGNO rafre KYV36の後継機。

ジブンや子供の身近にあるスマートフォンを清潔にしていたいというニーズに応えたシリーズ。ターゲットを明確にするために「DIGNO」ブランドが外されたが、その効果はいまいち感じられない。

今回からボディーソープで洗えるようになり、先代から搭載されている温水対応設計と合わせ、「お風呂で使えるスマートフォン」とアピールされている。また、濡れた手での操作も可能となっている。

また独自機能として、「クックビュー」というジェスチャー機能を搭載する。前面に備えられたセンサーにより、かざした手の動きに合わせ、画面にさらわず操作できるようになっている。その名の通り、調理中に使用するとこを想定した機能となっている。また、同機能使用時は最後の操作から30分間は画面が暗くならないので快適に使える。

機能としては、ブラウザのスクロールとタイマー機能が使用でき、着信時にはハンズフリー応答が可能となっている。

そして時計アプリには気の利いた「天気予報アラーム」を新搭載。朝アラームが鳴った時、その日の天気予報を読み上げる。もともと京セラはフィーチャーフォン時代、アラームが鳴ったとき時刻を読み上げる機能を搭載した機種があったのでその機能の進化系だとおもわれるが、如何せん朝に天気を読み上げというとシープのエ〇パーを彷彿とさせるがこの機能の新しさはこれではない。なんとこの機能では支度に時間のかかる雨の日には指定時間よりも早めにアラームを鳴らす「早起き機能」がこのアラームの面白いところだろう。降水確率が50%以上の時に動作し、設定により最大1時間早めることができる。

 

この文の長さから察していただけるとありがたいが、この機種が今回の春モデルで私のイチオシモデルです。ママさん向け機種ですが、温水対応設計は風呂場でも動画を安心して観れるだけでなく操作も快適なのでよりたくさんの機能を入浴中でも快適に使えます。また、天気予報アラームも一人暮らしの学生さんや社会人の方には重宝するでしょう。

  • miraie f KYV41

学齢期の子供の使用を想定したスマートフォン

2GBの通信と旧LTEプラン相当の通話がバンドルされた「ジュニアスマートフォンプラン」が利用可能でありかつ、通常のスマートフォン向け料金プランも利用可能。

初代miraieの機能を踏襲しながら、Google Play対応やフィルタリング機能の利便性強化などが行われている。

夏に登場したAQUOS SERIE SHV34をベースに4.7インチへ小型化されたスマートフォンソフトバンクではAQUOS Xx3 mini 603SHの名称で既に発表されている。

昨年春に発売されたAQUOS SERIE mini SHV33と異なり、搭載されているSoCが変更されている。

  • Qua station

NAS。USBストレージやSDカードにも対応している。

独特なのは、WiFiの他にLTEでの接続に対応すること。これにより家庭内のネットワークに縛られない設計になっているが、外出先からのアクセスはauスマートフォンau回線の入ったアップル製品に限られる。

この回線契約はスマートフォンの契約に紐付かれ月額300円で利用できるほか、キャンペーンで無料期間も設けられる見込み。そしてこの端末での通信は主回線のデータ通信料に加算される。つまり、LTEで繋がってるこの端末にアクセスしコンテンツを見た場合、2倍のデータ量を消費する仕組みになっている。また、Iot機器向けにBluetoothなどが搭載されている。

 

 端末としては春モデルとしては特定需要に答える端末を作る傾向なので特に気になることはない。ただ、夏モデルの先鋒を何にするかだ。この夏モデルの先鋒は学割終了の前に発売されることが多く、学割契約もされる可能性が高いモデルだ。ここに対するauの提案の方を注目したい。

ここまででいつもの記事並みの文字数を使っているがここからが本題、学割についてだ。

 

  2.去年の学割の復習と現在の姿

去年度の学割は

  • データ定額プラン(カケホとデジラブラン)の場合...25歳以下の方の当該プラン(データ定額5/8/10/13)を契約した新規契約、MNP、機種変更。そのご家族が新規契約、MNPをすると1年間データ定額料から1000円割引。また25歳以下の方がこの割引を受けられる条件にあるとき25歳まで毎月5GBプレゼント。
  • LTEフラット(+LTEプラン)の場合...25歳以下の方の当該プランを契約した新規契約、MNP及びそのご家族のMNPでは3年(増量後)、25歳以下の方の当該プランを契約した機種変更及びそのご家族の新規契約で毎月データ定額料毎月934円割引(実質LTEプラン無料)

更にこれらが適応されている場合...auスマートパスとうたパスは同年7月まで、ビデオパスは同年4月まで月額情報料相当額を割引(実質無料)

となっています。しかし、サービス運営の間にシステム変更が行われてしまいました。

サービススタート後しばらくはデータプレゼントが無限に行われていた状態になっていました。これにより、5GB契約でも30GB以上のデータ容量が担保されとても安心感がありましたし、「auでよかった」と思っていました。しかし、スーパーデジラのサービスインに伴いデータプレゼントに[+15GB]の制限がかかってしまいました。これにより、ボリュームゾーンの5GB契約者は実質的に1000円引きで20GB使用できるだけの施策になりさがってしまったのです。

 

 3.今年の学割は子供目線での実質改悪による「地獄割」

そんな中発表された今年の学割は

  • 学割天国U18(新規契約)
  • 学割天国U25(新規・機種変更)

の二つで構成され、auスマートパスプレミアム(詳細は割愛)とうたパスの年内までの実質無料キャンペーンがバンドルされる。

「学割天国U18」ではスーパーカケホと18歳以下の利用動向を反映した専用プラン「U18データ定額 20」がセットになったプランである。このプランでもauスマートバリューが適応され1410円割り引かれるため、下限値の3GBまでの場合3980円(税別)となり、上限の20GBでは6090円となる。

また、学割期間中に家族がauに新規契約をすることで毎月1000円割引が行われ、月額2980円~5090円になる。

このプランは4段階定額になっているため、それぞれの基本料のみをまとめておく。

  • ~3GB/5390円
  • 3~4GB/6200円
  • 4~5GB/6900円
  • 5~20GB/7500円

*1

 

となっている。学生といえどWiFiを積極的に活用し通信料を抑える学生もいたりモバイル通信網をよく使う学生まで様々な利用の仕方があるだけでなく、通学の多い時期や長期休みなどでも利用傾向が大きく異なるような学生の事情を汲み取ったものとしている...らしいが去年度の学割ユーザーである私としてはいくつか疑問点があるので、U25の説明が終わったあとに話していこうと思う。

「学割天国U25」は、前記した対象のユーザーが「データ定額20/30」に加入すると毎月500円割引される。また、対象ユーザーと家族が機種変更した場合に、10800円分のau WALLETで使える金額がプレゼントされる「U25家族もおトク機種変更キャンペーン」も実施される。こちらに関しては、少し厳しめかなと思うくらいでそこまで問題ではない。

 

では学割U18の話に戻そう。まず、この学割の狙いをまとめると

  • 他世代より高い大容量ニーズへの対応
  • Wi-Fiを活用することでパケット通信料を下げるユーザーへの配慮
  • 保護者の月額を下げたい要望への回答
  • MVNO契約に近い最低料金へ下げることで端末面(iPhone需要が大きい)を諦め渋々MVNO契約を検討している家庭を取り込む
  • 最低料金へのトリガーとして家族の機種変更を盛り込みかつハイエンドからミッドレンジ、そしてTORQUEやrafreなどの独自性の強い端末を用意することでVoLTEへの移行を促すとともに新規サービス抱合せの機会を創出する

と、上3つはユーザーにとってもメリットがあるだろう。使用者は大容量通信ができ、使わない時にはもしかしたらお小遣いが上がるかもしれない。保護者にとっても端末で妥協させず安く使わせることができる。キャリアとしては3G回線の比率が下がることでVoLTEの設備に回せるし新サービスへの抱合せをかけやすくなることで小銭を稼ぐことが出来る。しかし、この学割U18、問題点が6つある。

  1. 最低金額を子に強要し、実質的に3GBしか使えない家庭が出てくる
  2. 5GB以上使った瞬間に最高料金になる
  3. 20GB以上の容量を使うことができない
  4. 最低価格になるのが1年間限定
  5. データ容量を減らすためのアプローチである光回線へのアシストが未だ弱い
  6. 家族への割引が少ない

である。一つ一つ解説していこう。

1の「最低金額を子に強要し、実質的に3GBしか使えない家庭が出てくる」は安くできるなら安くしたいという親の考え方により、最低料金である3GBまでしか使わせない親も出てくるだろう。その場合、子供は去年の学割よりも少ないデータ容量しか使えないのだ。去年の5GBプレゼント方式の場合、親は10GB使えると想像するがそうではないため、子供がこまめにデータ量を節約すれば長期休みなどの時に10GB以上使うことができたし私は最高35GBまで貯めることができた。

2の「5GB以上使った瞬間に最高料金になる」はプランを見ての通りだ。5GBは動画を見なければ十分な値だがそれを越えた途端に最高料金はこれまた家庭の喧嘩のタネになりそうだ。

3の「20GB以上の容量を使うことができない」これもプランを見ての通りだ。20GB以上の場合、学割U25扱いになり500円の割引に限られてしまう。

4と5の「最低価格になるのが1年間限定」「データ容量を減らすためのアプローチである光回線へのアシストが弱い」はまとめたことから薄々勘付いた方もいるかもしれないがスマートバリュー絡みだ。現行の制度ではスマートバリューが適応されるのが1年だけである。そして、その一年を過ぎるとだんだんauスマートバリュー対象回線の強みが弱まってしまう。また固定回線は通信量を抑えるカギであり、最低容量の3GBで押さえなくてはいけない人にとってみれば命綱である。しかし、家に固定回線が無く最低容量を超えないようにするのはなかなかの苦労だと思う。だからこそ値引きを進めて既存客を囲い込み、新規客を取り込むべきではないのだろうか。

6の「家族への割引が少ない」はこのプランが学生に全力投球したものになっている。契約するのは保護者のケースが多い、その中ではやはり家族、特に両親の機嫌を取れることも大切だと思う。去年の学割発表時ですら「子供たちだけズルい」という声が聞こえていたのだ。

ここまで長く書いていたがまとめると

  • 去年より最低通信料が下がったり20GBまでとなったりしたことで大容量通信へのハードルが上がった
  • 容量を抑えるカギの固定回線への誘導戦力スマートバリューに対してテコ入れされてないので容量の節約したいがネット環境が整っていないユーザーへのアシストがまだ足りない

この2つになる。

昨年と今年で大容量通信ニーズへの解決のしかたが違うが、私としては去年の方式の方が合理的だったと思う。去年の場合、使わなかったらデータが溜まっていきその分翌月への余裕になるのだ。例えば、無線ラン環境のない実家に帰るから年末年始だけたくさん使うという人がいたとして、その場合去年の方式ではこれまで貯めてきた容量をフルに使うことが出来る。また、それ以外の月でも貯蓄があることで安心して使うことができる。余りすぎたら、データ量の足りない家族にプレゼントすることもできる。しかし、今年の学割ではその月だけ料金が上がり、それ以外の月でも値段が上がるという心配が見え隠れする。そして、家庭にネット回線がなかったりあっても低速な場合にモバイル回線の使用量が増える可能性は高い。そんな層にauひかりを売り出すことができると思うが売りの一つであるスマートパスが最大金額でも割引期間が1年間というのはいささか押しが足りないように思える。金額は上げなくても良いので期間を延ばすなどネットとのエコシステムを強化したほうが満足度は高いと思う。

 

  4.まとめと来年度に望むこと

  • 端末は夏冬の穴を埋めるラインナップで新しいアイデアを軸にした機種やフラッグシップ機種こそないがTORQUEやrafre、SERIE miniなど、欲しいユーザーにはグッとくるラインナップを揃えている
  • 学割は低料金と大容量を両立させるためかなり練られていて複雑になっているが、姿勢は評価できる。しかし、学生には相性の悪い段階定額をアンバランスな段階を踏んでいたり家庭ネット回線への特別アプローチがないのは頂けない

続いては今年のauに望むこと

  • 京セラでSnapdragon6xx版を搭載したDIGNOシリーズのフラッグシップの提供
  • 富士通機種の復活
  • 出荷可能在庫がないのならしっかり連絡すること
  • nougatアップデートを早めに実施し終わる。

です。今回はそれぞれ書いたと思うのでここで締めさせてもらいます。望む事に対して語れてない?そこはまた随時動向を観察していきたいので今回は書きません。

閲覧ありがとうございました。

 

*1:※段階が上がる前のメール通知は8月以降